ガンドラック:ドル高予想は間違い

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新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、ドル高コンセンサスに疑問を呈している。
これをドルの視点と円の視点から検証しておこう。


強気の米ドル年末予想のコンセンサスがこれほど間違っていたことはない。
大きく売られすぎた後、最近小幅に上げた。
こうした強気が残っているのはいいサインではない。

ガンドラック氏が米ドル・レートについてツイートした。
年末のドル高予想は間違っていると言いたいようだ。
データで検証しておこう。

米ドルの実効為替レート
米ドルの実効為替レート

米大統領選直後、新政権の減税・インフラ支出に期待してリフレ・トレードが進んだ。
ドルは急伸し、昨年末にピークを打つ。
その後は政権への期待剥落と政治の混乱からドルが売られた。
大きく売られたため、そろそろ底との思惑が強まっている。


これをドル円で見るとどう見えるか。

ドル円とシカゴIMM投機筋ポジション
ドル円とシカゴIMM投機筋ポジション

米大統領選後のドル買い局面で、円は売られている。
ところが年初からのドル安局面で円が買われたとは言い難い。
ここの主役はユーロだったのだろう。
円について言えば、7月に再び売られたものの近時は買い戻されている。
IMM投機筋ポジションに現れる範囲で言えば、投機筋の円ポジションは差し引きでショートとなっている。
つまり、このポジションから見る限り、円は売られやすい状態とは言えない。

ガンドラック氏は昨日あと2件つぶやいている。

「長い間、航空業界に強気なのがコンセンサスになっており、ダウ輸送株が推奨されてきた。
この指数が3年近くもほとんど上がっていないのを知ってたかい?」

「最近、社債ファンドに大きな資金流入があった。
注意しろ・・・」

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