カイル・バス

 

カイル・バス、空売り相手から訴えられる

かつて日本売りで注目されたHayman Capital ManagementのKyle Bass氏が、空売りを仕掛けたREITから訴えられた。
バス氏はかつてREITの運営主体United Development Funding(UDF)のさまざまな問題点を挙げ、UDFやそのREITの破綻等を予想していた。

「UDFのファンド群は、バスとその会社群が偽りの侮蔑的な表明を行ったと訴える。
まず、匿名で第三者のウェブサイトにおいて、後に自身の名で自身のウェブサイドにおいて、UDFのファンド群の事業についてそれを破壊する目的で表明を行った。」


UDFはSECへの報告書8Kにおいて、訴訟の内容を明らかにしている。
バス氏は空売りをした上でUDFのファンドの事業を破壊し儲けを得たという主張なのだ。
「偽り」であるかどうかはわからないが「侮蔑的」と言えなくもないのは当時お伝えしたとおりだ。
ファクトと推測を交えUDFのねずみ講まがいの事業モデルを厳しく批判していた。


UDFは経営者が次々辞任したり、投資家から集団訴訟を提起されたり、FBIの捜査が入ったり、SECから改善命令を受けたりと札付きの企業だ。
しかし、UDFの言い分はこうだ。

「実際には、UDFのファンド群はアームズ・レンクスの債務者とともに真正な不動産開発に従事する、不動産開発で長い実績を有する成功した不動産投資ファンドであった。」

問題頻出のREITについてこれほど美辞麗句を重ねられるとはなかなかの文才だ。
すでにUDFファンド群は最近2年間会計報告さえしていない。
実質的に破綻状態にある。
バス氏側は訴訟を受けて立つ構え。
同氏側弁護士は、この訴訟が他の問題から目を逸らすための画策にすぎないと話している。
アクティビストも見たほど楽ではないらしい。


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