エラリアン:成長志向と保護主義のバランス

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独Allianz首席経済アドバイザーMohamed El-Erian氏が、1月の米雇用時計を受けて、3月利上げの確率が下がったとコメントした。
米国債と米国株でいずれを選ぶかを尋ねられると、米国債を選ぶと回答している。


「期待外れだった。」

エラリアン氏は1月の雇用統計をこう評価した。
こうした結果となったのはシクリカル要因より構造的要因の方が優勢であるためとし、2点が示唆されると言う:

  • 3月利上げの確率は下がった。
  • 賃上げをめざすには構造改革が必要。

エラリアン氏は、トランポノミクスの一番のカギは税制改革とインフレ支出であると考えている。
経済成長、賃上げを実現するには、これらが適切に実施されなければならないという。
一方で、規制緩和は社会にシグナルを発する趣旨のものであり、バランスを保ちつつ進める必要があるという。
むやみに推し進めれば、健全性や安全性を犠牲にしかねないからだ。

「特に成長志向の要素と市場が恐れる保護主義のバランスこそ、市場の今後の上げ下げだけでなくボラティリティをも決することになる。」

エラリアン氏は、トランプ大統領の保護主義に警戒を募らす。
通商協定が10年経ったところで見直すのはいいことだが、軽々に長年の通商関係を壊すべきでないと戒めた。

キャスターから、
・米10年債 利回り2.45%
・米国株 史上最高値
のいずれかに投資し年内保有するとすればどちらかを尋ねられ、エラリアン氏は「米国株市場」と答えている。