ウォーレン・バフェット:パニックでの2つの心得

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米バークシャー・ハザウェイの年次株主向け書簡が25日に公表された。
総じて強気の見方であるものの、市場下落・パニックも起こるだろうとし、その際忘れてはいけない2つの心得を説明している。


毎年世界から注目を集めるバフェット氏の書簡だが、とりいそぎ目を引いたところを紹介しよう。
バフェット氏の米経済、米市場への姿勢を書いた部分だ。
引き続き、バフェット氏はその両方について強気だ。

バフェット氏は米株価の長期上昇を説明する。
ダウ平均は20世紀中66から11,497と173倍に上昇。
その後2016年末には19,763(72%増)まで上昇したと紹介する。

「米国のビジネスが、したがって株式市場が今後数年はるかに価値を高めるのは事実上確実だ。
イノベーション、生産性向上、起業家精神、豊富な資本がそれをもたらす。」

こうした強気の見方を維持する一方、バフェット氏は山あり谷ありの展開となることも認めている。
大きな市場下落や、場合によってはパニックが起こり、市場全体が下げに見舞われるようなことも起こりうると書いている。

「誰もそれがいつ起こるか予想できない。
私も、チャーリー(・マンガー副会長)も、エコノミストも、メディアもだ。」


しかし、それでもバフェット氏の米経済・米市場への信頼は揺らがない。
市場下落やパニックがやってきても、2つのことを忘れてはいけないと教える。

「まず、社会に広まる恐怖は投資家としてのあなたにとっては友だちだ。
安く買うチャンスを与えてくれる。

次に、個人の恐怖はあなたの敵であり、適切でない。
高く不必要なコストを避け、保守的な資金調達に努める米大企業に専ら長期投資する投資家は、ほぼ確実にうまくいくはずだ。」

コストの高いヘッジ・ファンドやアクティブ型投資信託などを避け、内容のいい大企業を選ぶか、それが難しければコストの安いパッシブ型投資信託を選べとのメッセージだろう。

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