ウォーレン・バフェット氏、過去の証券犯罪を自白

オマハの賢人ウォーレン・バフェット氏が新規上場株への無関心を語った。
その中で、あろうことか過去の重大な証券犯罪を告白した。

「この世界で250億ドルで買えるものを考えた時に、今買える視野に入っている株で5年のうちに25-30億ドル程度の税前利益を上げられるものを選ぶべきだ。」


29日に上場した米配車サービス2位リフトについてあるインタビューで尋ねられ、バフェット氏が答えた。
それが新規上場株であれ老舗の株式であれ、株式投資は選択肢を比較した上で判断されるべきものだ。
まだ利益を上げていない、かつ、意味のある規模の利益を上げられるようになるのがいつかも見えない銘柄は劣後するというのがバフェット氏の考えだ。
バリュー投資家なのだからしかたない。

そもそもバフェット氏もチャーリー・マンガー氏もIPOには関心がないという。
バフェット氏が最後にIPOに参加したのは1955年のフォード株式100株だというから隔世の感がある。
それを話す中、バフェット氏は自らが関与した重大な証券犯罪を告白している。

XXXがやっていて、好意で買わせてくれたんだ。
自白しないといけない。
もう時効だと思う。
そのただ乗りで500ドル稼いだよ。
でもそれっきりだ。

誰からも敬愛されるバフェット氏のささやかな犯罪の告白は、会場の笑いを誘った。
IPO株の意図的な割り当ては決してフェアとは言えない。
1955年の米国では当然の裏ワザとして行われていたのだろう。


バフェット氏の当時の年収は12,000ドル。
500ドルはいい儲けに感じられたという。

一方、聴衆に対しては、新規上場株には用心するようアドバイスしている。

上場したての株を市場で買うのは、普通の人が考えるべきことではない。

IPOの抽選に当たったなら儲かる確率も悪くないかもしれない。
しかし、上場したての株は値動きも大きく、統計的には中期的に下げるというのが米市場の経験則だ。
(厳密には3-5年で3割程度のアンダーパフォーマンスと言われる。強気相場が長く継続する局面では「下げる」まではいかなくてすむかもしれない。)

しばしばAmazon、Googleなどに投資しなかったことを悔やんで見せるバフェット氏だが、それは単なる笑い話のネタにすぎない。
同氏のバリュー投資家としての信念は決まっている。

「すべては可能性にすぎない。
大昔の一時、砂漠に楽園があったにすぎないんだ。」

グロース投資家ならば小さな確率でも大きなリターンを狙いにいくのだろう。
対して、バリュー投資家は、ほどほどのリターンを得る確率を最大化するように投資を行う。

愚かな賭けをして勝つこともありうる。
でも、それを人生を通したやり方にはしたくないだろう。
私は知らない物事より知っている物事の方を心配するんだ。
私は人生で無数のチャンスを逃してきた。
賭けをする時は親(カジノ)を敵にするのではなく親の側で賭けたいからだ。


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