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ウォーレン・バフェット氏、さらに銀行株を売る
2020年9月7日

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが、米大手商業銀行ウェルズ・ファーゴ株の売却をさらに進めていることが明らかになった。


ウェルズ・ファーゴは以前、バフェット氏にとってお気に入りの銘柄であり、銀行株の中で最も投資残の大きな銘柄だった。
2016年には持分比率が10%を超えるほどの蜜月ぶりだったが、その関係はウェルズ・ファーゴの社内不正(顧客の依頼のない取引を繰り返していた)で変化を迎える。
ただし、バフェット氏が失った熱意はウェルズ・ファーゴ株へのものであり、銀行株への熱意は萎んでいなかった。
昨年春にも、銀行株への自信を語っている。
そして、ターゲットをバンク・オブ・アメリカ(BOA)株へ移し、持分比率を11%超まで高めていく。
今ではBOAはバークシャーの投資先の中でアップルに次いで大きな投資残となっている。

一方、第2四半期の保有報告書13Fからは、同四半期にバークシャーが銀行株へのエクスポージャーを減らしていることが明らかになった。
BOAこそ据え置かれたものの、その他ほとんどの銀行株で投資残を減らしている。
そして、今月4日提出の13G/Aにおいて、ウェルズ・ファーゴ株の直近の持株が137百万株であることが開示された。
6月末は238百万株だったから大きな減少だ。
現状の137百万株はウェルス・ファーゴの発行済み株式総数の3.3%に相当する。
かつての2桁%と比較すれば、消極スタンスは明らかだ。

バフェット氏が銀行株全体としてエクスポージャーを減らしていることについては、市場で様々な憶測を呼んでいる。
もちろん真実はバフェット氏とバークシャーのみが知ることだ。
しかし、最近のいくつかの事象が、市場関係者の想像力を掻き立てている。

当分、市場は自分に都合のいい妄想で盛り上がりそうだ。
投資家は無責任な解釈で投資家をカモにしようとする業者の甘言に惑わされないようにしたい。


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