投資

ウィルス銘柄に気をつけろ:ジム・チャノス
2020年4月8日

キニコス・アソシエイツのジム・チャノス氏のCNBCインタビュー第2弾: 個別セクター・銘柄への言及。


私が警告している分野の1つがウィルス銘柄だ。
毎日たくさんの銘柄が推奨されている。・・・
ロックダウンを強いられる中で儲かっているという理由でだ。

ジム・チャノス氏がCNBCで、コロナ・ショックで恩恵を受ける銘柄に安易に投資しないよう警告している。
こうした銘柄の中には収益構造を確立したグロース株でもないのに、一時的な売上増で浮き上がっている銘柄も存在する。
そうした銘柄が人気化し、一部極めて高いPERで買われている。
チャノス氏は具体的な銘柄としてZoom Video、Teladoc、Peloton、Cloroxの名前を挙げた。

チャノス氏は、こうした銘柄の好調な業績も第2四半期だけで終わる可能性があると警告する。
パンデミックが終われば、その先は魅力を失うだろうという。
このため、チャノス氏は、ウィルス銘柄検討時に2019年の業績を見直すことを奨めている。

テスラはまだ最大限ショート

私たちは依然、基本的にテスラを最大限ショートしている。
まだテスラは私のお気に入りのポジションの1つだ。
ここの考え方に何の変化もない。

チャノス氏は、テスラのショートを継続すると宣言し、テスラの問題点をあげつらっている。
コロナ・ショック前の高騰で、社内ルールにしたがい、ポジションを削減したというが、まだ上限いっぱいまでショートしている。

ギグ・エコノミーのからくり

私たちがこれらギグ・エコノミーの企業をショートしている理由の1つは、かれらの事業モデルが労働力の裁定にすぎないためだ。
基本的に事実上の従業員、ドライバーなのに、従業員とされていない。

チャノス氏は、ウーバーやリフトなどを念頭に、収益の源泉の本質を説いた。
従業員ならば企業も応分を負わなければいけないはずの税・社会保険料負担を、個人事業主とすることで支払わずにすむ。
こうした人件費における「裁定」取引が収益の源泉という指摘だ。
裁定が可能となる構造は、社会の考え方次第で変化しうる。
チャノス氏は、ギグ・エコノミー企業に投資する際は、変化の可能性を留意すべきと話した。

チャノス氏は、レストランからの食品配達サービスのグラブハブにも牙をむく。
利益が上がらない事業、レストランから収奪する事業モデルとけなし「もしも2020年前半に利益を上げなかったら、この先決して利益を計上することはないだろう」と予言した。
チャノス氏は、こうした企業がシリコンバレーの優れたテクノロジー企業等とは根本的に異なると主張している。

配達人は1時間に2か所しか配達できない。
他のシリコン・バレーのネットワーク効果を発揮する企業とは違う。
文字通り『ボディ・ショップ』(力仕事)なんだ。


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