投資

ウィルスは単なるカタリスト:マーク・ファーバー
2020年3月2日

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、現在の市場下落の主因は新型コロナウィルスではなく割高なバリュエーションだと主張している。


投資家は、現在の強気相場が2009年3月6日に始まり11年目になることを理解しないといけない。
市場はどの基準でも、インドでも、とても高い。・・・
コロナウィルスは下落の単なるカタリストにすぎない。

ファーバー氏がインドETで、ウィルス主犯説を否定した。

世界の株価下落が長引き、大幅になるにつれ、その理由をウィルス以外に求める声が大きくなっている。
1つはサプライチェーンの分断が長期的な構造変化を促すという意見だ。
中国依存を減らそうとか、グローバリゼーションを見直そうという動きが、将来の企業収益を変化させるという見方である。
そしてもう1つが、単純に株価が高すぎたという見方。
下がるべき市場にカタリストが作用し、下げが促されているという考えだ。
ファーバー氏はどうやらこちらのようだ。

ファーバー氏はPER、PSR、「世界経済に対する世界の株式市場時価総額の比」を挙げ、株価水準が高すぎたと指摘。
現在の下げが「単なる調整ではない」と悲観する。

「下落のより深い理由は、世界の市場が2月までに
1) 買われすぎだった
2) 割高だった
3) 2019年に鈍化が始まっていた世界経済を無視していた
ことにある。」

ファーバー氏は、米金融メディアを2つ挙げ、メディアに乗せられた投資家が株を買い続けていたと指摘した。
それが、ウィルス騒ぎをきっかけにファンダメンタルズの弱さに気づき、正しい方向に変化していると言いたげだ。

私のアドバイスは、パニックせず、合理的に考え、リバウンドを待って売り、ポジションを減らすことだ。
全部売れとは言わない。
全財産を100%株につぎ込んでいる人は、大きく減らすべきだ。

ファーバー氏は以前から、通常は自身の資産を株式、債券・現金、不動産、貴金属に1/4ずつ配分してきた。
しかし、現在「すべての資産が脆弱」だとして分散の方針を少し変更している。

今のところ、尋ねられれば、現金への配分を増やし待つのがいい。
投資の世界では忍耐が大切だ。


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