デービッド・アインホーン

 

アインホーン:1999年前後と似ている

Greenlight CapitalのDavid Einhorn氏は、バリュー投資の優位性が薄れている市場環境に懸念を示した。
前回似たような状況になったのは2000年のITバブル前だという。



David Einhorn: Value investing is due for a significant recovery from CNBC.

「突き詰めれば、これは時々起こる一時的な現象だ。
バリュー投資が注目されず、皆が『また役立つ時が来るの?』と疑問を持つようになる。」

アインホーン氏がCNBCで、先日の投資家向け書簡について補足している。
バリュー投資がうまくいかないと報道されてしまったが、それは逆だと言う。
あくまで現在の状況は一時的なものであり、グリーンライトの運用成績は現在も極めて良好だとアピールした。

アインホーン氏の危機感は投資手法ではなく、現在の市場環境の方にあるようだ。


前回これが起こったのは1999年前後、皆が新たな投資のパラダイムのようなものについて話していた時だ。
それはいい終わり方をしなかった。
現在、投資家が似たような疑問をバリュー投資に対して投げかけている。
いくつかの銘柄のおかしな動きを説明するために他の評価方法に目を向けている。

2000年のITバブル崩壊を示唆しながら、現在の状況は時間とともに解消すると断言した。
結局は、バリュー投資が大きな成功を呼び込むと確信しているのだ。

ロング・ショート戦略のショートだけを切り出せば、市場全体が上昇している現在の環境は厳しい。
バリュー株をロングしてモメンタム株をショートしているなら、閉じるはずだった裁定は開いてしまう。

「問題は、市場がどちらに向かっているのかは本当にわからないということ。
だから我々はポートフォリオを構築にあたって、ロングとショートの両方について良好なリスク調整後リターンとなるよう熟慮している。」

つまり、ロングは十分に安く仕込み、ショートは十分に高く売っているということだ。
一部ショート側でバブルのようになっている銘柄(Amazon、Netflix、Tesla)についてはポートフォリオ全体に占める割合をコントロールしており、全体のパフォーマンスは良好であると強調した。

では、待望のバリュー投資の復活はいつやって来るのか。
アインホーン氏は率直に「わからない」と言う。
《いつか》もわからないし《何が変化をもたらすか》もわからないという。

さらにアインホーン氏は、株式市場の上げ下げを大予言するつもりもないと言う。
そのためにロング・ショートでヘッジ・ポートフォリオを組んでいるのだ。


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