アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が米国株市場の下落についてコメントし、買いのタイミングはまだ先だと話している。
私はさして驚いていない。
長い間、5か月連続の上昇、NASDAQがS&P 500を20%ポイントという記録的なアウトパフォームだった。
先週下げてもまだ26%の上昇だった。
エラリアン氏がFOX Businessで、3日から続いた米国株市場の下げについてコメントした。
長い上げが続く中で、さすがに市場参加者が高バリュエーションを気にしだしたのだろうという。
大きな疑問は今後どうなるかだ。
これは単なる健全な調整なのか、それともとても高い市場バリュエーションととても苦戦しているファンダメンタルズの間の収束の始まりなのか。
この「大きな疑問」は下落が始まった時にも提起されていた。
流動性とファンダメンタルズのいずれを市場が重視するかによるというものだった。
エラリアン氏はまだその答を出していないようだ。
エラリアン氏は、いつかは株価とファンダメンタルズの間の乖離が解消し、買い場がやってくるだろうという。
しかし、そのタイミングはまだだという。
中央銀行が市場を歪ませ、すべてが割高と思われるからだ。
オプション市場が現物市場に巨大な影響を及ぼしている今は特に、もっと魅力的なバリュエーションになるのを待ちたい。・・・
背伸びしすぎの市場参加者がいることを心配している。
良いエントリーのできる水準を待ちたい。
これまでスポーツ・ギャンブルなどを楽しんでいた人たちが株式市場に流入しているとの指摘に対しては、エラリアン氏はそうした動きがあると答えている。
ギャンブルと株式投資が並べられ、楽しまれているとし、テスラ株が「その完璧な例」であると話した。
エラリアン氏は、特にミレニアル世代などで市場参加者が増えることが長期的に良いことだと話す一方、いやなデジャブについても言及している。
短期的には、これら多くの人が飛び切り奇妙な時期に参入したことを心配している。
様々なことが一緒になって市場をどんどん押し上げており、お金を儲けるのが簡単なように見えている。
私たちはみなキャリアの中で以前同じことを見たことがある。