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ブラックロック ひ弱な景気循環株を狙え:ブラックロック
2020年6月21日

資産運用の世界最大手ブラックロックのケイト・ムーア氏が、米国株市場におけるファクター・ローテーションについて話している。


「退避する時には質の高い企業が求められた。
良好なバランスシート、強い事業モデル、投資家が執行能力に確信・信頼を持てる経営陣を有する企業だ。
それは有意義な選択だった。」

ムーア氏がBloombergで、コロナ・ショック開始から3月下旬にかけて好まれた銘柄群を振り返った。

コロナ・ショックはほぼすべての投資家にとって未知の危機だった。
誰にも底が見通せない出来事だった。
だから、危機からの退避においては1つ必ず守らなければいけない条件があった。
それが退避であるかぎり、破綻する危険のあるような銘柄は避けなければならなかったのだ。
結果、選ばれたのはピカピカのグロース銘柄だった。

経済が再始動を始めると市場の心理も変化する。
すでに株価が高位にあるピカピカのグロースに留まるより、経済再始動で持ち直す銘柄に目を向けるべきではないか。
実際、先週あたりから、そうした動きが本格化している。

「いつバリューや質の低いものにローテーションすればいいのかという質問だと思う。」

ムーア氏は、投資家の関心事を代弁している。
しかし、ここに1つ課題が立ちはだかっている。
ムーア氏は、何がバリューで何が景気循環なのか、見分けるのが難しくなっていると話す。
コロナ・ショックがもたらす社会・経済の変化によって、過去から将来を予想するのがいっそう難しくなったためだろう。

ムーア氏は、今後の銘柄選別には厳選が求められるとし、「ひ弱な景気循環株」という投資アイデアを紹介している。

世界経済・米経済の改善に向けてローテーションしたいなら、景気循環株になる。
さらにバランスシートもまともで、そこそこの経営陣もいる。
こうした銘柄は景気循環銘柄の中で一番安いぶるいではないが、よりよい賭けになると思う。

割高なピカピカ銘柄でも、安いが危ない銘柄でもないところを狙いたいということのようだ。
バブルも囁かれる米市場では、ますます危うい投資環境になりつつあるという1つの表れなのかもしれない。


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