てるみくらぶ破産の顛末

Share

格安旅行会社 (株)てるみくらぶ(資本金60百万円、山田千賀子社長)が本日9時、東京地裁に自己破産を申請、破産手続き開始決定を受けた。
あわせて11時半過ぎ、記者会見を行った。


説明なく旅行がキャンセルに

てるみくらぶの信用不安は24日に表面化した。
旅行当日になって、てるみくらぶから顧客に渡航しないよう勧めるメールが送られた。
顧客が予約したはずの航空券が発券されなかったり、発券済み航空券やホテル予約がキャンセルされていたことから、顧客の間で動揺が広がった。
渡航後、現地ホテルや復路航空券がキャンセルされていた事例もあるという。


--> こうしたトラブルの中でも、てるみくらぶ側の対応は鈍かった。
国内の電話はつながらず、海外拠点に電話をかけても事情がわかるはずもない。
てるみくらぶ側からの説明は3種のメールと、ホームページ上の25日(土)臨時休業の知らせだけだった。
もともと簡素なコミュニケーションで不評を買うことの多い会社だったが、今回の非常事態においてもそれが変わることはなかった。
当然、顧客の不安・怒りは高まっていった。

引っ張りすぎが裏目に

今朝の記者会見で山田社長は、今後ホームページに顧客向け説明を掲載した上、個別の連絡を進めると約束した。
また、説明が遅れた理由として、「破産を決意したのは今朝」であると語った。
23日にデフォルトしてから4日後の記者会見だ。
社長は

「最後まで引っ張りすぎて裏目に出た」

と謝罪した。
引っ張った結果、渡航中の顧客の安全が脅かされていることを考えると、これは最大の誤りと言えるだろう。

(次ページ: 破綻の原因)

Share