投資

この調整は長くかかる:モルガン・スタンレー
2021年9月22日

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏は、今後起こる調整が近時のものより長く続くとして、投資家に忍耐を呼び掛けている。


3月以降『サイクル中期の遷移』が、株式市場のセクター・レベルでほぼ完璧な形で起こっている。
それは通常、高クォリティの指数が上がる番になって終わる。
それがまさに今だ。

ウィルソン氏がBloombergで、かねてからの持論である「サイクル中期の遷移」の進行を主張した。
現在は生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブなセクターが相対的に好まれる段階なのだという。

「これは世界の終わりを意味するわけではない。
FRBが金融緩和を最大限から緩めるのは良い結果だ。
経済が回復し、正しい方向に進んでいることを意味している。」

ウィルソン氏は決して弱気なわけではない。
経済・市場のサイクルは順調に前進しているが、両者は必ずしも同期するわけではない。
昨年は市場が相対的に良かったが、今年は少し苦戦する番だという。
同氏は、回復が通常より大きかったため「サイクル中期の遷移」も通常より大きくなる可能性があるとし、悲観シナリオでは数四半期に及ぶ可能性もあるという。
このため、過去必ず報われてきた押し目買いにも注意が必要だという。

顧客には先週とは異なる推奨をしているが、今回は押し目を辛抱強く待つよう言っている。
これまでは毎回50日で買えるとしてきたが、それをやめた。・・・
価格の面では10-20%だろうが、期間は・・・2-3か月かかるだろう。

ウィルソン氏は、第4四半期に入るまで様子を見るよう奨める。
企業業績や金融政策の状況を見定めるまで、忍耐強く待つべきという。

「サイクル中期の遷移」が必ずしも弱気相場入りを意味しないことは以前の記事の事例から検証したとおりだ。
今回もウィルソン氏は同じスタンスをとっている。
次の局面の先回り策も、タイミングを注意すべきとしながら、変わっていない。
リフレ・トレードとグロースのバーベル・アプローチを奨めている。


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