投資

この市場で投資家が理解すべき2点:レイ・ダリオ
2021年12月1日

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が、ボラティリティの高まった株式市場での振舞い方について尋ねられている。


株式市場があって、今は参入の時だ、退出の時だというのは、愚か者のやり方だ。・・・
投資家にとって最重要なのは2つのことを理解することだ。

ダリオ氏がCNBCで、現在の市場への対処のしかたを尋ねられて語った。
30日の米市場はオミクロン変異種とFRBのインフレに対するスタンス変更で揺れた。
ダリオ氏は予想不可能な材料でマーケット・タイミングをすべきでないとの考えだ。

ダリオ氏は、投資家が認識すべき2点を説明する。

  • 現金: 高インフレ・低金利下では安全な投資先ではない。
    「だから、現金で持つな」
  • ポートフォリオのバランス: 資産クラス間の関係を学び、うまくバランスしろ。
    「安全でバランスのとれたポートフォリオは、リターンを下げることなくリスクを減らせる。」

概ね従来どおりの推奨だ。

一方、ダリオ氏は、市場についてかなり効率的であると考えているようだ。
世界を変えるイベントがあれば、速やかに市場が織り込むだろうとし、マーケット・タイミングを奨めない。

政策とマクロ経済の話題では、ダリオ氏は(システムの)借金を増やすことで繁栄は得られないと語っている。

「それは単にたくさんのお金が同じ量の財を追いかけているだけだからだ。・・・
大きく生活水準を向上させることはない。
インフレが効いてくると、政治的に影響する。」

お金が増えてもモノやサービスが増えなければ豊かにならないとの考えである。

政策立案者はとかく大盤振る舞いをしがちだ。
それを求める国民は多いし、応えれば政策立案者にとってもプラスになる。
かくして金融・財政政策はどんどん緩くなり、ついに限界に近くなる。
金利はゼロ近傍になり、驚くほど債務が増える。
ついにインフレが昂進し、皆が引き返すべきと悟るまで続く。
そうなると、ソフトランディングでの後戻りは難しい状態になっている。

ダリオ氏は、現在の状況は長い歴史の中では目新しいことではないという。

今起こりつつあることは、歴史上何度も何度も起こっていることだ。
何度も同じ映画を見ているようなものなんだ。


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