投資

いつか再び金利がある世界に戻る:ジム・ロジャーズ
2020年8月19日

ジム・ロジャーズ氏が、現在の市場の好調さより、その先に待ち構えている将来に警戒するよう話している。


あなたが17歳だろうが77歳だろうが、引退を含めてたくさん考え直すべきことがある。
1つ目のことはもちろんゼロ金利だ。

ロジャーズ氏がThe Income Generation Showで、投資についての考え方を見直さなければいけないと話している。
その最たるものがゼロ金利の影響だ。
しかし、ロジャーズ氏が一番強調したかったのは、目先のゼロ金利で利益を得ることではなく、その先に待っている落とし穴の方だったようだ。

1年で4-5%を失うより、1年で1%を得る方が良い。・・・
ジャンク債や理解していないリスクを取るのには用心が要る。
現在の状況は永遠には続かない。
いつか再び金利がある世界に戻るだろう。

このチャンネル名からも伺われるように、米国の引退世代にとってインカム・ゲインは重要な糧である。
中でも最も安全だったのが米国債だった。
かつてはインフレをゆうに超える金利収入が得られ、これが引退後の生活を支えた。
もう少しリスクをとって高格付債や優良配当株を組み込めば、ほどほどのリスクで生活がより豊かになった。
(かつての日本もそうだった。)
ところが、米国にも超低金利/ゼロ金利が訪れ、相当なリスクを取らない限りインフレさえ跳ね返せなくなっている。
だから、ジャンク債のようなものにも個人投資家が集まる。
FRBが買い支えてくれると信じている面もあるのだろう。

ロジャーズ氏は、こうしたイールド・ハンティングについて警告する。
「世界はそれほど変わっていない」とし、いつか「再びデフォルトは起こるし、金利も上がる」と予想している。
現在の世界が過去のあるパターンを繰り返しているためだ。

「どこの政府も莫大なお金を支出し、莫大なお金を借り、莫大なお金を印刷している。
世界の歴史を通して、こうした条件は最終的には通貨価値の低下と金利上昇に発展した。
今回はそうならず、今はすべてが違うのかもしれないが、過去はそうだった。」

ロジャーズ氏は、政府が莫大な貨幣増発を続ければ、その刹那、良い時を迎えるという。
しかし、それも永遠に続かないという。
同氏の考え方は素朴で常識的だ。
過去もそうだったから今回も同様のことが起こると考えている。

歴史では、いつかみんな言い出した。
『待てよ、前にもこの映画見たことがある。
みんな疲弊したんじゃなかったか。』
いつかはわからない。


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