ゴールドマン・サックスが従前4,700としていた年末のS&P 500予想を8.5%引き下げて4,300とした。
昨年末時点の5,100から3度目の下方修正で、公表時点から7%の上昇。
新たなメインシナリオでは、景気後退を見込まず、年末のPERを17倍と据え置いている。
景気後退となれば、11%下落しPER15倍で3,600となるだろう。
大量・低マージンのグロース株に集中しろ。
デービッド・コスティン氏らのレポートを豪Financial Reviewが伝えた。
同氏らは、市場がすでに景気減速を織り込み済みと見ている。
メインシナリオでは景気後退はないと想定し、そうならば、株価は上昇するとの見方だ。
3か月後はまだ4,000と予想するが、その後市場が自信を強めるに従い上昇に向かうという。
コスティン氏は2つダウンサイド・シナリオを用意している。
- 景気後退: 来年の景気後退の確率が高まり、先読みして3,600まで下げる。
今後2年の景気後退入り確率を35%と見ている。 - 実質金利上昇: 景気後退を回避しても実質金利が⁺1%となれば、3,800まで下がる。
PERは16倍を想定。