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【短信】QE・YCC以外の道を:モハメド・エラリアン

モハメド・エラリアン氏が、レイ・ダリオ氏が発した警告に対して反応しているので短く紹介しよう。


『刺激策が利回りを押し上げるほどFRBは債券買入れを迫られる:レイ・ダリオ』
このBloomberg Marketのヘッドラインは、市場が高い成長/インフレを織り込むにつれてFRBのジレンマが深まることを指摘している。

エラリアン氏が20日ツイートした。

QEをやればやるほど、政策が生み出す過熱の懸念を増し、利回りを押し上げるリスクを冒すことになる。
次の『非伝統的』段階であるイールドカーブ・コントロール(YCC)は、それ自体に複雑さがある。

エラリアン氏は、FRBが長期債を買うことには慎重であるべきと考えているようだ。
日銀が行っているYCCについても(少なくともFRBの文脈では)否定的だ。
では、何が解となりうるのか。

解決策: 政策ミックスの改善だ。

具体的に何が必要かは述べられていない。
そもそもQEやYCCが求められる背景の1つに財政出動があるのだから、いつまでも追加財政を望んでいるのではあるまい。
ならば、構造改革などの選択肢になるのだろう。

いずれにせよ、エラリアン氏の解は抽象的で総花的だ。
これが意味するのは、状況を打開するのが(ダリオ氏が指摘したとおり)極めて困難であるということだろう。
つまり、米国をはじめとする国々はやむにやまれぬ状況により過去と同じような道に引き寄せられてしまうということなのではないか。


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