【短信】FRBは金利をグリップできていない:ジェフリー・ガンドラック

債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、イールド・カーブの長短逆転は解消していないと主張している。
FF金利はイールド・カーブより上方にあり、FRBが金利をコントロールできていないと分析した。


(イールド・カーブの長短)逆転と呼ぶのに、他に何が必要なんだ?

ガンドラック氏がReutersの電話インタビューで話した。
7月31日のFOMCではFF金利誘導目標を2.25-2.50%から25 bp引き下げ2.00-2.25%とすることが決定された。
これにより、イールド・カーブの逆転が緩和された。
その後、米財務省が50年債・100年債の発行を検討するとの報道に反応しカーブの長期側が上昇したこともあり、イールド・カーブ(特に2年-10年)の長短逆転が解消したとの楽観が生まれた。


しかし、ガンドラック氏はこれに納得していない。
イールド・カーブが超長期を含めて概ねFF金利誘導目標より低くなっている点を問題視し、冒頭の指摘となった。
ガンドラック氏はこの現象を、FRBが金利へのコントロールを失っている証左と示唆している。

米イールド・カーブ(2019年8月20日)
米イールド・カーブ(2019年8月20日)

もっとも、ガンドラック氏にとってイールド・カーブの長短逆転は通過点にすぎない。
同氏は、過去の経験則として、景気後退がイールド・カーブの逆転を経て逆にスティープ化した後に起こると指摘している。


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