ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、旗艦ファンドのウェブキャストで幅広いテーマについて予想を述べている。
以下、各社報道による発言内容の骨子。(出典:1) Bloomberg、2) Seeking Alpha。)
- 米インフレ: 数か月内に底を打ち、2021年には2.25-2.4%のレンジまで上昇。1)
- 米10年金利: 現在の水準はファンダメンタルズと合致しておらず、銅対金比率の上昇は長期金利の2%の上昇を示唆。1)、2)
- 金: 現価格では中立。1)
- 住宅: 高水準を維持できるかは30年の住宅ローン金利を超える賃金上昇があるかによる。
住宅価格は上昇する一方で人々は安い家賃の物件に移っており、借家の方がますます有利になっている。2) - 米国株: Russell 2000の最近の好調さから、小型株のアンダーパフォーマンスが終わるかも。
FAANG+マイクロソフトなど「将軍」が崩れ落ちつつある。1)
債券王と称えられるガンドラック氏だが、債券が難しい環境になったせいか、最近では株式市場についての言及も多い。
もっとも、ガンドラック氏は、株式投資にも経験があると自信を覗かせる時がある。
すでに2013年には、シラーCAPEレシオを応用したファンドをローンチしている。
Morningstarによる同ファンドのレーティングは4つ星だ。
このところ、市場に大きな変化はないように感じられるが、ガンドラック氏からすれば、そうではないらしい。
同氏は昨日こうツイートしている。
金融市場の多くのトレンドが静かに逆転していっている。
今後数週のうちに、それと向き合うことになるだろう。