【短信】2020年までの景気後退入りは25%:レイ・ダリオ

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が、2020年までに米国が景気後退入りする確率を25%と予想した。
クリアカットな数字による回答の後には、いつものようなダリオ・ワールドが続いている。


いずれかの年(2019年か2020年)に景気後退入りする確率はおそらく25%程度だろう。

ダリオ氏がBloombergインタビューで来年までの景気後退入り確率を語った。
50-50を境とするなら、景気後退入りは米大統領選挙後となる確率の方が圧倒的に高いことになる。
米国ではエコノミストを中心に景気後退が近づいていると心配する人が増えている。
一方で、市場関係者の多くは景気後退入りを選挙後と予想する人が多いようだ。

ダリオ氏は、プリンシプルズを重視し、経済のしくみを理解することを重視すると、ぶれない信条を語る。
そのフレームワークにそって考えると、次の景気後退における問題はGDPの縮小を大きく超える領域に至ると予想されるという。
ダリオ氏は、1930年代以来見られなかった4つの要因について説明した。

1) 中央銀行の金融政策の効果が失われている。
「(ECBと日銀は)次の停滞期、過去と同じように反転させる力がないという事実に直面することになる。」

2) 「大きな富の格差。」

1)と2)が共存する中で景気後退となれば「社会的、政治的など」の問題が増大するという。
その結果、

3) 「選挙は、資本主義者と社会主義者、あるいは金持ちと貧乏人の間の論点になる。」

4) 「中国の台頭と米国との関係。」

ダリオ氏によれば、景気がこれら4要因に影響を及ぼし、逆に4要因が景気に影響を及ぼす構造にあるのだという。


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