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ジム・オニール 【短信】2020年の新興国市場を決める3つの条件:ジム・オニール

BRICsの生みの親ジム・オニール氏が、2020年の新興国市場を占っている。


2020年の新興国市場見通しとなると、結論はとても単純だ: 『複雑だ。』

オニール氏がlivemint (Project Syndicate)で来年の新興国市場について書いている。
予想が複雑になる理由を4つ挙げている:

  • 予測不可能な米大統領
    「実際、ある仲の良い友達が、運用するマクロ・ヘッジ・ファンドを閉じると話していた。
    トランプ時代のノイズ対シグナル比率が高すぎるためだという。」
  • FRB金融政策とドル相場
    FRBが緩和を続けドル高が止まるなら心配は少ないが、FRBが引き締めを迫られるようなら世界経済は低迷する。
  • 中国の経済成長の鈍化
    「いつも驚くのは、中国がまだ『新興国市場』と称されることだ。・・・
    中国の長期的成長を注視している者からすれば、2020年は平均の年成長率が5.5%程度になる10年間の始まりとなる可能性が高い。」
  • 株価バリュエーション
    「現状、新興国市場株式は総じて割安で、ものさしによっては世界の株式・債券市場に比べてかなり魅力的だ。」

良い要因、悪い要因、不確かな要因を織り交ぜて、来年の新興国市場は「複雑」だと言いたいのだろう。
よって、良い年になるための条件は次のようになる。

トランプが良い子になると決め、FRBが穏やかな影響に留まり、中国の経済成長が6%弱に収まれば、新興国市場株式は2020年好調となりうる。
・・・
投資家の断続的なサブサハラ・アフリカの選好が再びヒートアップしてもそう驚かないだろう。


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