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Blackstone 【短信】1960年代後半に似ている:ブラックストーン
2021年11月2日

ブラックストーンのジョー・ザイドル氏が、今後の米市場は1960年代後半に似た展開になると予想している。


私の考えでは、現在の環境はリーマン危機後の10年より1960年代後半を彷彿とさせる。

ザイドル氏が顧客向け書簡で、ウッドストック(1969年に開催されたフェス)の記憶がある人は幸運だと書いている。
1960年代とは、本格的なインフレ上昇に苦しんだ1970年代の素地を築いた時代だ。
同氏はいくつか今後との類似点を挙げている。

  • 原油価格の上昇
  • 大きな政府にともなう財政拡大
  • 増税でも財政赤字は拡大

ザイドル氏は、この時代の米国株市場の特徴を指摘する。

  • 主要インデックス: 伸び悩み
  • ボラティリティ: 高水準。大きな調整と2桁上昇の年
  • 好成績: シクリカル(バリュー、小型、工業)
  • 不振: 金利上昇により長デュレーション資産

ザイドル氏は、FRBの金融政策についてすぐに後戻りに転じるようなことは予想していない。
正常化が進展し、流動性の水準は今第4四半期がピークになるという。
もちろん、これだけを取ってみれば、株式には逆風だ。
同氏は2つの点に注意すべきと説いている。

  • 株式デュレーション: 金利上昇に対して高デュレーション(例えばテックやグロース)の銘柄は脆弱。
    テックやグロースといった外形にとらわれず、中身を見て銘柄選別を行うべき。
  • 企業収益: 金利上昇がバリュエーション低下をもたらすなら、株価上昇にはいっそう企業収益が重要になる。

ブラックストーンでは趨勢的成長が期待できるセクターとして近年、物流・住宅・ライフサイエンス・デジタル・ディスラプションの分野に取り組んでいるという。


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