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ブラックロック 【短信】金融緩和が雇用を蝕み始めている:ブラックロック
2021年8月19日

資産運用の世界最大手ブラックロックのリック・リーダー氏は、金融緩和継続が雇用に悪影響を及ぼす例が出始めているとして、FRBによる金融政策正常化の必要性を説いている。


現在のリスクはインフレ過熱であって、そこ(低インフレ)ではない。
FRBは目標を達したんだ。

リーダー氏がBloombergで、FRBの金融政策が後手に回っていると指摘した。
3-4月までは、FRBは「柔軟性・革新性・政策実行において天才だった」という。
ところが急速に経済状況の変化があった。
インフレが過熱しているように見えるようになった。
FRBは「一過性」としていたが、「一過性」の定義の期間を引き延ばす状況が続いている。

リーダー氏は、いわゆるインタゲ(物価目標の仕組み)が「少々古臭くなった」と優しく批判している。
同氏によれば、FRBが今何よりも重視する雇用に金融緩和の悪影響が及びかねないという。

企業は実際には賃金上昇が加速しすぎているために従業員を減員している。
これがホテルやレストランで見られ、そうした企業の中にはキャッシュをソフトウェアやR&Dへの支出に充てるのを加速する企業もある。

リーダー氏はFRBに政策の再考を求めている。
インフレは目標を大きく超え、雇用にも力強さが戻り、FRBの目標はすでに達成されたと考えるからだ。
現状の金融政策が「少し緩和的すぎる」として、今後は金融安定への配慮を増やすべきだという。
金融安定の観点からもテーパリングは脅威とはならないという。

おそらく9月にFRBはテーパリングの仕組みを説明することになろう。
私はテーパリングが恐ろしいものとは考えていない。
市場はそれを消化後、かなり良い反応をするのではないか。


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