アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、急低下する米国債利回り、特に長期ゾーン利回りについてコメントした。
私がもう1つ注目している重要なことは、米独の金利差だ。
以前は280、240 bpもあったが、今は150 bpを割り込んでいる。
エラリアン氏がBloombergで、価格上昇(利回り低下)の進む米国債市場のインプリケーションを3つ挙げた。
1つ目は大きな米経済の減速、2つ目がFRBの追加緩和の是非、そして3つ目が米独金利差縮小の意味することである。
金利差が縮小したのは日独だけでなく、日米もそうだ。
しかし、エラリアン氏は特に米欧の金利差縮小を取り上げ、それが意味するところを解説する。
これが指し示すのは、特に欧州と比較した米国のパフォーマンスがそう素晴らしいものでなくなりつつあるのを債券市場が心配しているということだ。
だから、これは一般的な経済減速ではない。
米国もまた不幸なことに欧州の方に引き込まれつつあるんだ。
気を付けないといけない。