Exclusive 海外経済 投資

グッゲンハイム スコット・マイナード 【短信】金利上昇予想の根拠は十分か?:スコット・マイナード
2021年7月9日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、低下を続ける米長期金利について、各々の予想の内容について再評価するよう促している。


コンセンサスに反し米長期金利低下を予想してきたマイナード氏は7日、金利の方向性は低下だと示唆した。
明けて8日、金利は低下した。
一次1.25%まで下げ、少し戻している。
1.25%といえば、2011年春ごろの日本の長期金利と同水準。
《近づいてきたのか?》と身構えたくもなる低水準だ。

マイナード氏は、金利上昇を予想する人(債券の弱気派)も、低下を予想する人(同強気派)も、自分の論拠を見直すべきと促す。

金利上昇を予想する議論の基本的な論拠は、金利があまりにも低いというものだ。
米10年債利回りが1.25%にタッチし、強気派も弱気派も、現在のテクニカル水準から再評価を行う良い時期だ。

見たことのないような低金利だからといって、それだけで金利上昇を予想するのは尚早と言いたいのだろう。
一方で、テクニカル分析を奨めているところ、より本質的なファンダメンタルズに根差した予想が難しい事情もうかがわれる。
では、マイナード氏は今後の金利の方向性をどう予想しているのか。
同氏はテクニカル面から予想している。

私たちの予想どおり、10年債利回りは第1四半期の高いところから低下した。
ここからのさらなる低下が減速しうるテクニカル取引の水準に近付きつつある。

テクニカル的に下げが減速する要因がある。
だから、低下ペースは緩やかになるとの予想だ。

マイナード氏は、3月にグッゲンハイムとして公表した見方がまだ有効だとして、見直すことを奨めている。

(参考)マイナード氏が言及した3月のグッゲンハイムのレポート
債券市場のアノマリー:グッゲンハイム
A Drunk Man in the Snow: The Random Walk of Interest Rates


-Exclusive, 海外経済, 投資
-, , ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。