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【短信】金を買うべき時が来た:ゴールドマン

ゴールドマン・サックスが、FRB金融政策に着目して金の投資時期到来を主張している。


私たちは長らく、金が最後の逃避先としての通貨だと主張してきた。
現在経験しているようなショックの収拾のために政策立案者が行動する時、金は通貨の価値下落に対するヘッジとして働く。

ゴールドマンのジェフリー・カリー氏らの金に対する見方をMarketWatchが伝えている。
同社は、最近の金価格調整の要因を、ドル需要の高まりによるリスク資産の換金売り、原油安に背中を押されたロシアの金売却などと説明している。
今週に入って上昇を再開したのはFRB金融政策によるものだという。

前週金価格が安定化し(2008年と)似たパターンが見られ始め、FRBが新たな流動性供給ファシリティを今朝(23日)公表したことで金が上昇した。

FRBは23日、必要に応じて無制限の量的緩和を行うことを発表した。

金価格(青)とFRBバランスシート(赤)
金価格(青)とFRBバランスシート(赤)

リーマン危機の時にも金は一時売られる局面があった。
投資家が手持ち資産の換金を迫られたためだ。
その後、強力な金融緩和が講じられる中、ドルの価値下落への心配もあって、金は上昇を続けた。
2011-12年にピーク・アウトした一因は、金融緩和が峠を超えたとの見方もあったろう。
しかし、昨年からFRBが利下げやバランスシート拡大を再開させるのと時を同じくして、再び金市場の環境に変化が訪れた。

ゴールドマンによれば、今後の注目点は、FRBバランスシート拡大、先進各国の財政赤字、EUの持続可能性への懸念になるという。
こうした変化がリーマン危機後と似た通貨価値下落懸念につながる可能性が高いと予想する。
同社の今後12か月の金価格ターゲットは1,800ドル。


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