コモディティ王デニス・ガートマン氏が、ほぼ全面的に現金等価物といえるポートフォリオを明かし、金や米国株に弱気の見方を示している。
GLDが5月初めの190ドル超から現在の170ドル近辺まで低下し、私の金への情熱が薄れているのは間違いない。
これはついに私の信仰まで揺るがし、173-175ドルまで戻るようなら現在のポジションの1/3-1/2を削るために売ろうと考えるまで懐疑的にさせた。
コモディティ王が金への情熱を失いつつあるとKitco Newsが伝えた。
(不必要に回りくどいレトリックは健在だ。)
いくぶん和らいだとはいえ、FRBのタカ派姿勢や最近の金利上昇が背景にある。
金の代表的ETFであるSPDR Gold Shares(GLD)は5月の高値からじりじりと値を下げている。
SPDR Gold Shares(GLD) 出典:Investing.com
ガートマン氏は自身のディフェンシブなポートフォリオの配分を語った。
- 2年債 85.2%
- 現金 0.4%
- 金(多くはGDXを通した鉱山株) 7.2%
- 株式ショート 8%
コモディティ王の金への配分が1桁なのにも驚くが、大きくないとはいえ株式をショートしているのも注目だ。
同氏は8月が重要な転換点だったと考えている。
これは7銘柄のS&P 500だ。
他の493銘柄は年初来でほとんど上昇しておらず、近いうちに下落するかもしれない。