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【短信】金と金鉱株の違い:ジェフリー・ガンドラック
2020年3月25日

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏の17日のウェブキャストから、金と金鉱株についてのコメントを紹介しよう。


ほとんどの主要通貨建てで金価格は最高値をつけているのに、ドル建てだけが最高値をつけていない。

ガンドラック氏がウェブキャストで、堅調な金価格について言及した。
ドル建て価格だけが近時に調整したが、それはドル需要が強まったためという。
今後のドル価格については2つの可能性があるとした。

  • 米ドル建てがこれから(他通貨建てに)追随する。
  • 大きな分断が起こる。

前者ならドル安を連想させるし、後者ならドル高継続を連想させる。

ガンドラック氏はどちらになるかについて「50-50」と話した。
最終的にはドル建て金価格も最高値をつけにいくと予想するが、当面は「地固めのモード」に入っているとした。
(金価格は、FRBによる無制限の量的緩和のアナウンスを機に、週明け23日から上昇している。)

当面は「50-50」、つまりドル建て金価格が上がらない可能性、最終的には上がるという予想は何を暗示するのだろう。
当面はデフレ/ディスインフレ的な環境、最終的にはインフレ的な環境を想定しているということかもしれない。

ガンドラック氏は金だけでなく金鉱株(GDX)についてもコメントしている。
金と同様、最近良好なパフォーマンスを見せているが、金とは異なる性質のものと指摘した。
金はまだ保有しているが、金鉱株にはポジションをとっていないと明かしている。
金にも金鉱株にも中立というが、明らかに金鉱株への関心は薄い。

ガンドラック氏はいくつか金鉱株について観察された点を挙げている:

  • 金が大きく上昇したのに、金鉱株が大きく下落する日があった。
  • ボラティリティが極めて高い。
  • 2016年の高値を超えられず、ダブル・トップをつけた。

ガンドラック氏は、金鉱株が一種の矛盾を抱えていると話す。

金属が上がっても、金鉱株が住む株式市場が大きく下げてしまう。・・・
金鉱株には中立。金にも中立だが最終的には上がるだろう。
でも、金鉱株が上がるかは、金鉱株が株式市場の住人であるがゆえに別の問題になる。


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