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ハワード・マークス 【短信】良いリターンにはリスクがともなう:ハワード・マークス
2021年6月18日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、少しでも高い利回りを求めて不慣れな市場での投資を物色することの危うさについて話している。


未公開市場は通常、効率的でない価格がついている。
つまり、価値から乖離した価格がついている。
通常、公開市場よりその度合いが大きい。

マークス氏がBloombergで、未公開市場の特性について語っている。

未公開市場は公開市場ほど市場参加者の厚みがない。
市場に流動性がないことは投資家にとってリスクだが、反面、価格に妙味があることも多い。
長く続く超低金利、イールド・ハンティングの結果、未公開市場に目を向ける投資家も多い。

「しかし、その場合は運用者にかかわるリスクがともなう。
選別を行い正しい投資先を選ぶ上で助けが必要だからだ。
これらの分野は、踏みつけられたもの、昨年持ちこたえられずにパンデミックで苦境に陥ったものとして関心を持たれている。
回復しないものでなく、回復するものを選ばないといけない。」

まずは、パンデミック後に生き残る銘柄であることが大前提だ。
次に、価格が価値から乖離しているといっても、それが割安を意味するとは限らない。
逆もありうる。
それだけに銘柄選別が重要だが、それを自ら全うできる一般投資家は極めて少ないだろう。

マークス氏は、不人気な市場を物色するには専門家の助けが必要と説く。
これは、未公開市場に限らず、例えば新興国市場についてもいえることだという。

中国は極めて良好だが、必ずしも外国の経済が米経済と同様に良好とは限らない。
いくらか良いリスク調整後リターンを取れる、人里離れた市場があるかもしれないが、そこにはリスクがともなうんだ。


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