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グッゲンハイム スコット・マイナード 【短信】織り込まれていない最悪シナリオ:スコット・マイナード
2021年12月16日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏は、14-15日のFOMCの結果と市場の状況から、市場がまだ最悪のシナリオを織り込んでいないと警告している。


今日分かったことはほぼ市場予想通りだった。
だから株式はほっとして上昇し、債券市場は反応を示さなかった。

マイナード氏がBloombergで15日、FOMCの結果を振り返った。

14-15日のFOMCでは、インフレへの懸念を認め、テーパリングのペースを倍に加速することが決定された。
早期の利上げを可能にするためで、それを示すようにドットプロットは大幅に上方にシフトした。
2022年中の利上げ回数は前回1回だったが、今回は3回となっている。
これらはほぼ市場予想通り、ややタカ派的な結果と見られる。
FRBの引き締め加速でインフレ昂進という悲観シナリオが遠のき、株式市場はポジティブな反応を示した。

インフレを一過性としてきたレトリックは急に変化したし、ドットプロットはとても強固な利上げを暗示している。
市場はまだワーストシナリオまで織り込んでいないと思う。

株式市場がポジティブな反応を示したのはインフレ昂進という悲観シナリオの確率が減ったためだろう。
しかし、その悲観シナリオはマイナード氏にとっては最悪のものではないようだ。
フラットなイールドカーブという黄色信号が灯っていても、中央銀行は金融引き締めを迫られることがある。
米国の景気・市場サイクルは、結果論で言えば、ほとんどこのパターンを繰り返してきた。

例えばイールドカーブの形状だけからすれば、前回の景気後退の前にFRBがこれを無視することを選択したのを忘れてはいけない。
米国は2023年の景気後退のお膳立てを整えつつある。


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