グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、米長期金利のマイナス圏への低下の確率が高まったとツイートした。
10年金利が前回の終わり値ベースでの最低値を下回った。
マイナス金利実現の確率が高まった。
マイナード氏が31日ツイートした。
同日、米10年債利回りは55 bp(米財務省公表値)で終えている。
同氏は以前から米長期金利が水面下に沈むと予想してきた。
米国ではマイナス金利は不人気だし、FRBも再三後ろ向きの意向を発信してきた。
しかし、マイナード氏は金融政策とは関係なく長期金利が下げる可能性を語っている。
「欧州の長期金利は政策金利より低い。
ドイツでは、独国債金利はオーバーナイトの政策金利より低い。
・・・(FRBからの)支援策がない中で市場が金利をマイナスにしても驚くことではない。」
米10年債利回り
仮に、今後も米経済がそこそこ回復し(インフレ期待だけでなく)インフレも戻ってくるようなら、名目金利の下げとは実質金利のさらに大きな下げを意味する。
これは市場においてはドル資産の魅力の低下、コモディティの欠点の減少を示唆する。
つまり、ドル安や金上昇の要因である。
昨日のツイートでは、米長期金利が今後もマイナス圏に近づくとの予想がされている。
テクニカル分析によれば、10年債利回りはまもなく25 bpに達するだろう。