【短信】米長期金利は中期的に上昇へ:バイロン・ウィーン

ブラックストーンのバイロン・ウィーン氏とジョー・ザイドル氏による10月のウェブキャスト第3報: 米国の超低金利はあと数年で終わるとの予想が語られている。


「2000年、連邦債務は約6兆ドルであり、これは200年間で積み上がった債務だ。
平均金利は約6%で、利払いは3,600億ドルだった。
今日では債務は約22兆ドル、平均金利2%超、利払いは4,500億ドルだ。
つまり、米国は債務を約4倍に増やし、金利(利率)は2/3も減った。」

ウィーン氏がウェブキャストで、世界中の先進国を悩ませているミステリーを語った。
財政は目に見えて悪化しているのに金利水準は逆に切り下がってきた。
先進各国が日本化の一断面に首を捻っている。

「ありえないことだ。
債務がそんな規模に達しているのに、何らかの形で金利がそれを反映しないなどありえない。
この経済における恩恵がいつまでも続くとは考えられない。」

ウィーン氏は、米債務の大口投資家の胸の内を想像する。

「社会保障制度以外の大口の買い手は中国と日本だ。
彼らは米通商政策に嫌気を感じている。
米国債の買入れを減らすだろう。」

米国の保護主義的通商政策がどれだけ米国の経常赤字を減らすのかはわからない。
しかし、世界がドルや米国債を敬遠し始めているとの話はよく聞かれるようになった。
中国に至っては、人民元防衛のために米国債を売っているという話まである。
米国債への需要が弱まる要因があるのは間違いないだろう。

ウィーン氏は淡々と米国債市場の将来を予想する。

米10年債利回りは底に達し、今後は上昇に向かうだろう。
今はみんな米国債を買いたがっており、ある期間は耐えられるだろう。
・・・将来のある時期に、国家債務は重荷になる。
それが深刻になるまでまだ数年はあるだろう。


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