海外経済 投資

【短信】米経済は強い、ではすまなくなってきた?

永遠のブル ジェレミー・シーゲル教授の強気予想も少々失速気味となりつつあるのかもしれない。


私は、米経済はまだとても強いと考えている。

シーゲル教授がCNBCで、いつもの強気予想を繰り返した。
《経済が強い》がこのところの教授の決まり文句だ。

この出演では、キャスターが勇敢にもシーゲル教授の決まり文句に挑む場面があった。
経済が強いとしても、その強さのベースが弱くなっているのではないかとの反論だ。
ここから教授の語りが精彩を欠き始めた。

「・・・30年固定のノーポイントの住宅ローン金利は8%に向けて動き始めている。
これは抑制的な効果をもたらすだろう。
それを除けば、新規失業申請は200千人(と低水準)。
これが実態の弱さを示す最初の指標となるはずだが、まだそうなっていない。」

シーゲル教授の話は、強さと弱さの間を行ったり来たりするようなところがあった。
《経済は強い》という一言では聞き手が納得しないような状況になりつつあるのかもしれない。


-海外経済, 投資
-,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 本サイトでは、オンライン書店などのアフィリエイト・リンクを含むページがあります。 その他利用規約をご覧ください。