資産運用の世界最大手ブラックロックが、米国株への投資スタンスをオーバーウェイトに引き上げ、欧州株をアンダーウェイトに引き下げている。
米国株をオーバーウェイトに引き上げる。
テクノロジー等のセクターのクォリティ銘柄は、継続的、趨勢的トレンドへのエクスポージャーを提供し、米小型株は2021年に期待される循環的上昇の恩恵を受けやすい。
ブラックロックが23日付の週次コメンタリーで、米国株への見通しをオーバーウェイトに引き上げた。
いわゆるクォリティ・グロースには成長トレンドに乗る楽しみがあり、小型株には景気回復にともなう上昇期待が持てるというものだ。
一方、パンデミックが再燃している欧州の株式について、アンダーウェイトに引き下げている。
欧州株式をアンダーウェイトに引き下げる。
長引く制限が今後数か月活動の重しになりそうだ。
また、欧州株式はコロナ後の世界で構造的な試練を迎えると考えている。
ちなみに、日本株については据え置きのアンダーウェイトとなっている。
「日本株はアンダーウェイト。
他のアジア諸国の方が、バイデン政権におけるより予見可能な米通商政策の恩恵を多く受けるかもしれない。」
日本を除くアジアと新興国市場全般はオーバーウェイトで据え置かれている。