ブラックロックのリック・リーダー氏が、米国株、米国債務の需給の違いから、米国株に強気の見方を示している。
市場のテクニカル面から言うと、株式市場はこの金利上昇を吸収できるだろう。
リーダー氏がCNBCで米国株市場の堅調な推移を予想した。
同氏の予想は、株式市場とフィクストインカム市場での需給に基づいている。
みんな理解していない。
週に3,300億ドルのTビルが発行され、今週は1,340億ドルのクーポンと、一週間に約5,000億ドルも供給がある。
InstacartやArmがあったIPOカレンダーは年初来、年初来で200億ドルにすぎない。
フィクストインカムは5,000億ドルの供給で、自社株買いは今日8,000億ドルだ。
リーダー氏は、世界最大の資産運用会社のグローバル・フィクストインカム担当CIO。
そのリーダー氏が、フィクストインカムについてひどく弱気な見方をしている。
理由は明らか。
近時の異例の規模の財政出動にともなう米連邦債務の増発だ。
皮肉にも、フィクストインカムの守護神とでもいうべき立場の人が、株式に太鼓判を押している。
株式市場は持ちこたえるだろう。
来年もまだ株式で8-10%のリターンが得られるだろう。
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7銘柄を除外するとPERは16倍だ。
何十倍と比べれば魅力的ではないが、過去と比べれば株式市場のほとんどは悪くない。