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【短信】米国株はコロナウィルス前から脆弱:ジェレミー・グランサム
2020年7月14日

大手投資会社GMOの共同創業者ジェレミー・グランサム氏が、あらためて米国株市場の割高感を強調し、新興国市場に目を向けるよう促している。


世界の株価がこれほど大きく差を広げたことはなかった。
米国株はコロナウィルス前から極めて割高で脆弱だった。

グランサム氏がCNBCで米国株の割高感を指摘した。
同氏は最近、歴史的に見て米経済が下位10%にあり米市場が上位10%にあるアンバランスを指摘している。
コロナ・ショックからの市場の急速な回復過程をバブルと回顧し、それを見逃した点を素直に認めている。
GMOはコロナ・ショック前からすでに株式ポートフォリオを縮小済みだ。

「私は、先進国経済が1%よりかなり上の成長を遂げるとは予想していない。
米経済は1.5%程度かもしれないが、私が米国で育った3%成長の時代、おそらく欧州でも、3%成長の時代は単純に終わったんだ。」

グランサム氏は、先進国経済がかつてのような経済成長を回復すると夢見るべきではないという。
最も条件が良いはずの米国でさえ、予想されるのは1.5%程度の成長。
当然、先進国市場の株式リターンも(経済成長率ほどではないかもしれないが)低下すると見るべきなのだろう。
グランサム氏は、相対的に割安感のある新興国市場株式に目を向けるよう暗に促している。

新興国市場株式は、シラーのCAPEレシオ、10年でスムージングしたPERで見てかつてなく大きく割安だった。
もちろん、コロナウィルスによって新興国市場はいくつか問題を抱えることになろうが、それは先進国市場も同じだ。
中国・インド・ブラジルが先進国世界より高い経済成長を遂げるだろうことはかなり確信しているだろう。


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