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【短信】米国株が勝者である理由:マーク・モビアス

新興国市場投資の大ベテラン マーク・モビアス氏は、欧米株の優先順位を説明したほか、新興国市場投資におけるセクターや地域の選好をいつものように出し惜しみせず語っている。


もちろん米国は最終的に勝者だ。
米国はほとんどの大企業、グローバル企業のある経済だからだ。・・・
だから、米国への配分は大きくあるべきだし、間違いなく欧州より多くあるべきだ。

モビアス氏がBloombergで、米国株と欧州株の配分について尋ねられ、米国株に軍配を上げている。
一方で足元では、同氏は米金利上昇を予想し、銘柄選別の重要性を説いている。
利益を上げていないテクノロジー株は打撃を受けるとし、逆に資本利益率が高く配当を払っている銘柄はアウトパフォームすると予想した。
ただし、長い目で見れば、金利と株価変動の間の相関は国・地域によらず低いとも言い添えている。

現状の新興国市場についての興味に目立った変化はない:

  • セクター: テクノロジー(ソフト・ハード)、医療サービス、消費財
  • 地域:
    • 中国: 規制は長い目ではプラス。中小株に興味。
    • インド、台湾: 良い企業が多い。
    • トルコ: リラ安の恩恵を受け、外貨建てで高収益の企業がある。
    • 南アフリカ: 政治状況が急激に変わりつつある。
    • ベトナム
    • ケニア(特定のテクノロジー銘柄)

なお、冒頭の米国株を選好するとの発言には1つ重要な理由が付されていた。
米国株だけでなく、先進国市場の株式で広く考慮すべき点だ。

米市場でとても重要なのは、米企業の多くが実質的には新興国市場の企業である点だ。
利益・生産の大きな部分、もしかしたら過半は中国、インド、ベトナムほかの新興国市場で生まれている。

地域的な投資分散を考える上で重要な視点だろう。


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