海外経済

ジム・オニール 【短信】米ドルが基軸通貨から転げ落ちないワケ:ジム・オニール
2021年9月29日

BRICsの名づけ親ジム・オニール氏が、米財政・金融政策の帰結、米ドルのNo.1準備通貨としての地位、インド経済など幅広い話題について語っている。


私のキャリアはブレトンウッズ体制の50年に重なっているが、米ドルがこうも大きな影響力を持ち続けた原因は、他の国がその役割を果たしたがらなかったためだ。
それが変わるまで、ドルはさほど経済的に正当化されえない役割を世界金融で果たし、インドを含む多くの地域に影響を及ぼすだろう。

オニール氏が印Business Todayのインタビューで語った。
多くの国、多くの人々がNo.1通貨ドルを好ましく思っていないにも関わらず、それでも交代が起こらない一因を端的に言い表している。
No.1準備通貨を擁すること(あるいは覇権国家となること)は大きな武器を得ることになるが、それには様々なコストがともなうということなのだろう。

その他、あと2つ気になった点を紹介しよう。
1つは、最近の米国の異例の刺激策が何を引き起こすか。
オニール氏は、米国には目覚ましい順応力があるとし、ハッピーエンドを否定しない一方、2つのリスクを指摘した。

  • 「無乗数効果」: 財政刺激策が投資も成長も生まなくなる。
  • インフレ上昇: FRBが政策変更を迫られ、経済に大きなインパクトが及ぶ。

もう1つはインド経済の先行き。
適切な政策が採られなければ、外的要因に対して脆弱であり続けるという。
適切な政策が採られれば、未来は明るいという。

インドは好ましい人口動態にあり、今後15年で日本を抜いて世界3位の経済となる準備が整う。・・・
今後15-20年、2桁に近い成長を遂げると考えられる。


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