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【短信】米ドルがよくない2つの点:ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ氏が、ドルの主要準備通貨の地位を揺るがす2つのポイントを説明し、代替案を考えるよう奨めている。


米ドルには政治的な問題がある。
米国は怒ると、制裁を課し(相手国に)ドルを使えなくする。
みんな『国際通貨は中立であるはずだ』と言う。
これはよくないから、みんな政治的な理由で競合(通貨)を求める。

ロジャーズ氏がロシア国営RTに対し、米ドルが国際通貨の地位を失いうる2つの原因を話した。
ロシアで開催された経済フォーラムに参加した際のインタビューだ。
このフォーラムは西側のダボス会議に対抗して開催されてきたと言われている。

経済的理由は、私は言いたくないが、米国が世界の歴史上最大の債務国であること。
国際通貨としてこれはよくない。
だから、みんな変化を求め、ロシアがさらに分散を始めたのも理解できる。

No.1準備通貨には宿命がある。
それが国際的に用いられる通貨であるためには、世界経済の成長とともに発行量を増やす必要がある。
これは、貿易赤字の継続を暗示する。
さらに、外国投資家から保有されるために、信頼できる証券の存在が必要となる。
これは、国債の膨張を暗示する。
これら国際通貨に求められる性質は、行きすぎると脅威の源泉に変わっていく。
こうなると、みんな外貨準備の置き場所をNo.1通貨以外に動かそうと考えるようになる。

特に、米国と敵対する国なら、いっそう方針変更に前向きになる。
同フォーラムでは、ロシア財務省が制裁を警戒し政府系ファンドのドル保有をゼロにすると表明している。

ロジャーズ氏はとてもスクエアなスタンスでRTに話している。

ワシントンの誰かが怒れば(首を掻き切るしぐさ)制裁を課してくる。
だから、分散し、代替策を考えておくのは賢いことだ。
みんな代替策を考えておくべきだし、私も考え済みだ。


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