アリアンツ経済顧問モハメド・エラリアン氏は、今後の米インフレについて半々の確率で2つのシナリオを呈示している。
そこに近づいているが、まだだ。
エラリアン氏がCNBCで、市場はFRB金融政策等のリスクの織り込みを済ませたのか尋ねられて答えた。
「利上げと量的引き締めの組み合わせ、それが流動性に及ぼす影響」についてまだ予測できないためという。
年末のインフレ率の予想を尋ねられると、エラリアン氏は半々の確率で2つのシナリオが考えられるという。
- 4-5%: 経済成長継続
- 2%未満: FRBの引き締めすぎで景気後退に近づく
かつてビル・グロス氏とともにPIMCOを率いた名経営者が将来を読みあぐねている。
2つのシナリオの他にも2つのテール・イベントを説明している。
良い方のテールは、生産性ブームや出遅れているFRBが追い付くの助ける何かが起こること。
悪い方の何としても避けるべきテールはスタグフレーションだ。
つまりはそれぞれのシナリオを意識した投資分散が重要ということだろう。