ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏による14日のウェブキャストの内容。(Advisor Perspectives 1)とThink Advisor 2)報)
懸念の大きな理由:
「信じられないほどの利払い費が積み上がっている。」
「お金は安くなくなった。」
景気:
先行指標は1年前から悪化しており「2024年前半の景気後退を予想する。」
金融政策の匙加減を誤れば「みんなあまり経験のない金利上昇と低成長になるかもしれない。」
来年第1四半期に失業率が12か月または36か月の移動平均線を超えると見ており、それが「完全な景気後退シグナルだ。」
諸データを見ると「なぜインフレが懸念されているのかわからない。」(以上1))
次の景気後退での金融緩和により「本当のスタグフレーションが来るかもしれない。」2)
FRB金融政策:
FRBが利上げを終えるには、現在4%を超えているコアPCE物価指数が3.5%以下になる必要があるという。
(先日のインタビューとは数字が異なっている。)
FRBが利下げを始めるのは来年第2四半期から半ばだろう。(以上2))
米国債:
「短期トレードとして、米国債を選好している。
・・・特に景気後退に向かうと見ているから。」1)
MBS:
ガンドラック氏は住宅価格下落を予想していない。2)
「ここは、最小のリスクで最良の報酬を得られる市場の1つだ。」1)
米国株:
「過去17年でリスクプレミアムがダントツに小さいときに株式を愛せない。」
「このリスクプレミアムでは、市場は景気後退入りを全く織り込んでいない。」
「市場はかなり割高だ。」
ガンドラック氏は、債券利回りが配当利回りの倍になっている状況がサブプライム/リーマン危機前に似ていると話した。(以上2))
金: 中立。1)
分散ポートフォリオ:
ガンドラック氏は以前から一般投資家に、株、現金、ハード資産、債券を25%ずつ持つポートフォリオを奨めてきた。
現状、株の25%には外国株を奨めている。2)