海外経済 投資

【短信】欧州株に妙味:ビル・グロス

ビル・グロス氏は、米国株PERが実質金利に比して高すぎる水準だとして、割安の欧州株を物色している。


私なら量的引き締めを停止する。・・・
もちろん今後6-12か月のうちに利下げを始めるべきだと思う。

グロス氏がBloombergで、FRBの量的引き締めに危機感を示した。
10年の実質金利1.8%は高すぎ、深刻な景気後退を招きかねないとの理由だ。

かつて債券王と呼ばれ市場を先導した投資家の思考は一貫している。
金利というシステム全体を動かす力で経済や資産クラスを解説する。

「5、10、15、20年続いてきた金融ベースの経済において経済を回すには基本的に金利を名目GDPより低くしておく必要がある。
50-100年前とは違い、それこそが今日の経済を基本的に動かしているんだ。」

経済にとって1.8%が高すぎるなら、株式にとっても1.8%は高いかもしれない。

PER 19倍は実質金利1.8%と比べて高すぎる。
・・・
長い目で見れば・・・最終的にはPERは今の比較的高い実質金利ともっとバランスするようになるだろう。

もっとも、グロス氏は、実質金利と株価のどちらが相手に寄っていくかは明言していない。
ただ、銘柄としては高PERのマグニフィセントセブンより安定した高配当を続ける銘柄の方が自身にとって魅力的と語った。

米国株から途上国や日本の株へのシフトが起こりつつあるのかとの問いには、弱く同意した後、自身の狙い目を語っている。

「今は、この期待が転換するかもしれず、長期的なタイミングを測る状況だ。
でも、PERほかを考慮すると、欧州株に米国株よりお買い得な銘柄が存在すると考えている。」

債券王のインタビューで、あまり債券の話が弾まない。
昨年後半のように10年債利回りが5%なら買いだとしながら、現在の水準に妙味は感じていないようだ。

「私は債券より株をいじっている方がいい。
でも、債券もないわけじゃない。」


-海外経済, 投資
-, , ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 本サイトでは、オンライン書店などのアフィリエイト・リンクを含むページがあります。 その他利用規約をご覧ください。