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【短信】株は実物資産、心配はまだかなり先:ジェレミー・シーゲル
2021年12月12日

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授は、従来の発言通り株式を実物資産と呼び、インフレ時の投資を奨めている。


株式は実物資産だ。
強い価格決定力を有している。
ほとんどの銘柄が利益率維持のためにコスト上昇を転嫁する。

シーゲル教授がCNBCで、インフレの時期には実物資産を保有することを奨めている。
教授は以前から株式を実物資産に分類している。
株式を(狭義)実物資産への求償権の集合体と見ているからだ。
その背景には、コストを売価に転嫁できる米企業の価格決定力がある。

シーゲル教授の主たる発言は従前どおり:

  • 10日発表のCPIは市場予想通りで、市場を安心させた。
  • FRBは14-15日のFOMCでタカ派に方針修正。
  • FRBはまだ大きく出遅れており、来年も何度も修正を迫られる。

シーゲル教授はとりあえず大きな調整や弱気相場の懸念が和らいだと感じているようだ。
ただし、それは時期が先延ばしになっただけかもしれない。
教授は以前から比較的高いインフレが数年居座るとの予想を述べている。
FRBが金融引き締めを強めざるをえなくなれば、市場が調整して引き締めが頓挫するか、あるいは、利上げが従来通りの幅になれば弱気相場入りだろう。

唯一危うくなるのはFRBがとてもとても(引き締めに)積極的になる時だ。
私が思うに、それはまだかなり先のことだ。


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