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【短信】来年のドル円も105-110円のレンジ相場:榊原英資教授

ミスター円こと青山学院大学 榊原英資教授が、2020年のドル円相場の見通しを1ドル105-110円のレンジとし、一時100円に近づく局面もあると予想している。


円相場は当面は1ドル=105〜110円のレンジ内で推移するだろう。
1年を通してみれば緩やかに円高・ドル安が進み、100円に近づく場面があると予想する。

榊原教授が日本経済新聞電子版で、来年のドル円相場を予想している。
全体としては従前の予想どおり。

教授が想定しているメイン・シナリオは次の通り:

  • 大統領選: トランプ大統領再選
  • 米中協議: 妥協が成立
  • FRB:「米中交渉に道筋が見えたとしても(米国などが)利上げする理由にはならない」
  • 世界経済: 減速懸念
  • 日本経済: 21年か22年「景気後退の局面に入る可能性」
  • 日銀:「五輪後まで緩和カードを温存しても不思議ではない」

榊原教授は、レンジ相場の中で1ドル「100円に近づく場面」を予想している。
日本経済の景気後退入りは2021-22年以降と見ているようだから、この円高予想には別に要因がある。
主に欧州発のリスク・オフが起こることを念頭に置いているようだ。

「リスクは欧州。
ドイツやイタリアの政治リスクが改めて顕在化すれば20年も円高が進むだろう。」

ただし、予想されているのは1ドル「100円に近づく」程度の話。
榊原教授はこの水準を問題視していない。

100円に近づいても緩やかなペースなら特に問題はない。
100円を大きく超えない限り財務省は問題視しないだろう。
日銀は(通貨政策の管轄外なので)為替レートに踏み込んで言及することはなさそうだが、100円前後の水準までは静観の構えではないか。


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