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【短信】景気後退を回避できるか自信がない:ジェレミー・シーゲル
2020年3月11日

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、米経済について弱気な発言をした。


米国はもはや石油輸入国ではなく石油輸出国だ。・・・
このため、実質経済所得の損失に苦しむことになる。

シーゲル教授の原油安によるインパクトについての会話内容をThinkAdvisorが伝えている。

9日の米市場は、新型コロナウィルスへの不安に大幅な原油安が加わり、サーキット・ブレーカー発動をともなう急落が起こった。
原油安は悪いことばかりでないのに、株式・債券市場を大きく揺るがした。
シーゲル教授は、原油安が消費者にとって良いことだと指摘する。、
しかし、シェール開発によって世界最大の産油国、純輸出国となった米国では、それ以上に生産者が失うものが大きいのだ。
シーゲル教授は、約1兆ドルもの資本がエネルギー・セクターに直接・間接に投じられていると紹介している。

シーゲル教授は、コロナウィルスに対する政府の動きの悪さを心配している。

「米国が景気後退を回避できるか自信がない。
11年続いた景気拡大は経済史上最長だが、すべての良いことが終わりつつある。」

シーゲル教授は、危機的状況の中で浮かび上がった資産クラスごとの性質についていくつか言及した:

  • 配当株: 「新たな債券」
  • 長期債: 「新たな金」、「新たな恐怖指数」
    「米国債のマイナスのベータの性格が強まっており、ヘッジとして用いられる限り、極端な低さまで利回りが低下するだろう。」
  • 金: 短期ならばディフェンシブな資産として保有可。
  • ビットコイン: 「株式のヘッジには役立たない。」

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