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【短信】日本株はアウトパフォームへ:UBS
2021年8月26日

UBSのハルトムート・イセル氏は、日本市場の上昇要因を2つ挙げ、今から年末にかけて日本株がアウトパフォームすると予想している。


いくつかのドライバーにより、年末までに日本市場が復活し、少なくともここからアウトパフォームを始めることになろう。

イセル氏がBloombergで、今年の残りの期間、日本株がアウトパフォームを始めると予想した。
同氏は2つの要因を挙げている。
1つ目は、ワクチン接種の遅れ等を主因とした、日本株のこれまでの出遅れである。

「(日本でのコロナ感染が)私たちの忍耐力を試しているのは事実だが、ワクチン接種率は50%に向かい超えつつあり、軌道に乗っている。
(経済)再開は私たちの当初予想より遅れているが、だからあきらめるようなことではない。
経済はいつかは再開する。」

デルタ変異種は依然として大きな脅威であり人的被害を拡大させている。
しかし、それと投資は一致するものではない。
特に先を読む傾向の強い株式の投資では、いつか雨が上がるなら、少し早めに投資しておくべきとなる。
欧米は先に上昇しており、出遅れてきた日本株が次に上がるとの予想は相応の説得力があろう。

イセル氏が指摘したもう1つのドライバーは長期金利だ。

もう1つの興味深い日本市場のドライバーは、世界の市場の10年債利回りへの感度を調べると、驚くことではないが日本である点だ。
私たちは10年債利回りの上昇を予想している。

日本市場が景気敏感であることは周知の事実。
米長期金利は米景気やドル円とも密接な関係があるから、日本株が米長期金利と連動する傾向があるのも直観通りの傾向だろう。
そして、米10年債と密接な関係のある量的緩和政策について、FRBはテーパリングを検討している、または、しそうな状況だ。

UBSは米10年債利回りについて上昇を予想している。
ただし、前回のテーパリングでは、同利回りが低下した点も無視すべきではないだろう。


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