JPモルガン・アセット・マネジメントのPatrik Schowitz氏は、ようやくワクチン接種が進みつつある日本を、年後半の有望市場に挙げている。
私たちは日本を選好しており、株式の中で現時点で選好する市場の1つとしている。
Schowitz氏がCNBCで、日本を今後の注目市場に上げた。
同氏は、米中の経済回復の第1段階が峠を越えたと見るが、それでも世界経済の回復は力強く、年後半も継続するという。
世界経済の拡大の恩恵を受けやすい日本市場が、今後は魅力を増すと言う。
バリュエーションは魅力的だ。
みんなこれまで、日本のコロナウィルス、ワクチン接種の状況を心配して、日本から距離を取ってきた。
欧州でのこの数か月の経験を見ると、出遅れていたが、今やワクチン接種において明らかに急改善が見られる。
日本もかなり急速に改善に向かうだろう。
欧州では、ワクチン接種の進展とともに急速に経済の再開が進み、世界からマネーが集まった。
それが日本でも起こるという。
これまで出遅れてきた分、Schowitz氏は、参入の良いチャンスだという。
一方、日本以外のアジアについては、見通しが悪いとまではいかなくても、Schowitz氏は比較的慎重な見方をしている。
中国については、現状から市場を牽引する要因が見えないという。
韓国・台湾などは日本と同様、世界経済の回復の恩恵を受けるが、市場がすでに大きく上がっていると指摘した。