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【短信】政府の介入がインフレの炎に油を注ぐ:マーク・ファーバー
2021年10月4日

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、どんどん流行の度合いを増す政府による介入について苦言を呈している。


政府の介入はほとんどの人たちを困らせ、同時に財やサービスのコストを増やす。・・・
グルーチョ・マルクス(米国のコメディアン。1977年没)によれば、『政治とは問題を探し、至るところで見つけ出し、誤って診断し、間違った治療を施す技である。』

ファーバー氏が月例の書簡で、いつものとおり出すぎる政治を批判している。
同氏はオーストリア学派のエコノミストに数えられ、市場メカニズムを重視する見方を続けている。
ファーバー氏からすれば、政府が経済活動・市場に介入することはかえって良くない結果に結びつくことになる。
同氏は最近の2つの例を挙げている。

  • 南アフリカによるタバコ販売の禁止(2020年): 価格は上昇し、ブラックマーケットが拡大した。
  • 米国における失業給付上乗せ: 労働者復帰を遅らせ、供給制約を悪化させ、インフレ要因に。

批判するだけでは問題は解決しないから、ファーバー氏の意見は必ずしも建設的とも全体を代表するものともいえないだろう。
ただ、一面の事実は伝えている。

金融資産市場は、彼らのことが嫌いになり始めている!

政府が介入すべきことも多く存在するはずだが、もちろんそれも程度の問題だ。
そう思う市場参加者は少なくないはずだ。


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