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ハワード・マークス 【短信】意見・予想を過信するな:ハワード・マークス
2021年9月14日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、投資において意見を持つこと、自信を持つことの危うさを指摘している。


私たちがオークツリーで言っているのは、意見を持つことはよいが、それは(実際の投資とは)別の話ということ。・・・
それをあまり信じ込まないことだ。

マークス氏がThe Investor’s Podcast Networkで、過信にともなうリスクについて語っている。
(一般論として語られているが、文脈からはマクロ予想を念頭にしているともとれる。)
同氏はマーク・トウェインの言葉『問題の原因は何かを知らないことではなく、真実でないことを確信してしまうことだ』を紹介している。
マークス氏は人生や投資では現実的であることが重要と述べている。
過信をしないこともこの現実主義に含まれるはずという。

マークス氏は、その投資哲学の柱の1つであるサイクルについて語った。
過剰な楽観と悲観が市場サイクルを生み出すとの見方だ。

「アクティブ投資家とは安く買って高く売ることを生業としている。
しかし、私たちの本性は、私たちに高く買って安く売らせようとする。
この本能と闘うことが重要だ。」

さらに、パンデミック以降の急落と上昇について言及した。
今回のパンデミックを「地球に衝突した隕石のようだった」と形容し、以降の下落と回復はサイクルではなかったと分析した。
過剰な楽観・悲観によって生み出されたものではなかったからだ。
マークス氏は今回の市場の回復について「史上最大の経済救済努力」が効いているとし、サイクルという観点で将来の予想に役立つ知見は少ないという。
これが、今後の将来予想が難しくする。
同氏はここでも過信は禁物と話す。

自分を予想者と思っている人は1つ留意すべきだ。
昨年3月23日の時点で誰が、市場が一直線に上昇し現時点で倍になると考えただろうか。


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