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【短信】市場は先を読む:ジェレミー・シーゲル

ジェレミー・シーゲル教授が5月の強い雇用統計を受け、久しぶりにブルなトーンを全開にしている。


賃金とインフレの乖離で思い出すべき重要な点は、これが生産性の上昇にあたるということだ。

シーゲル教授がCNBCで、強かった5月の雇用統計に対し強気の解釈を与えた。
平均時給が市場期待を上回ったからといってインフレ要因になるとは言えないと言いたいのだ。

シーゲル教授はAIについて尋ねられると、最近なりを潜めていた強気バイアスに拍車をかけている。

「忘れてはいけないのは、株式が先読みの資産で、市場は先読みをするということ。
だから、仮に生産性がゆっくりと上昇する場合でも、今後数年で起こることが勇気づけてくれる。」

最近、多くのエコノミスト、ストラテジストから、AIの生産性への寄与は先の話との指摘が出ている。
シーゲル教授が言いたいのは、仮に先の話でも、株価は先取りするだろうということだ。
教授は、5月の強い雇用統計で金利が上昇しても株価があまり下げなかった点を強調する。

(債券)利回り低下には2つのタイプがある。
経済の弱さによるものなら、株式にとってよくない。
インフレ鈍化によるなら、株式にとってすばらしい。

この発言は間違ってはいない。
しかし、インフレが上昇していた間、シーゲル教授が《インフレは株にとって有利》と言い続けていた点も忘れてはいけない。

シーゲル教授は年後半のインフレについて、家賃のラグなどを理由に低下し、FRBのインフレ目標に近づくと予想している。


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